2008年06月04日

人生の見つけ方っていわれても その1

世の中不公平なもので、普段冷たい人とか悪いヤツがちょっといいことしたりすると、「ホントはいいヤツじゃん」なんて急に株が上がったりするものです。
4月末に小田和正のコンサートに行ったんですが、途中、小田和正がステージから一番遠い客席を指さして、「ねえ、そこのほとんど霞んじゃってる席の人たち、そこも値段同じなの?」と声をかけていました。
コンサートが後半に入ると、小田和正、アリーナに縦横にめぐらせていた花道から飛び降り、その一番奥の席の方へ客席をかき分けるようにしてずんずん上がっていきます。もう周囲はパニック状態。ガードマンだかスタッフが一人、小田和正を守るようにくっついていますが、小田さんそんなのお構いなし。客がさわろうが何しようが歌いながらずんずん進む。終いにはモニタービジョンのカメラもアップでは追えなくなって、なんだかラグビーのモールが動いてるぞみたいな画面に。
ようやく花道に戻ってきた小田さん、「歌もろくに歌えない状態になっちゃってごめん。でもやっぱり霞んじゃってる人にも楽しんで欲しいし」みたいなMC。万雷の拍手。いやー、意外といい人だよね小田和正って、実はこんなにいい人だったんだムード全開。
年末恒例のTBSの小田和正特番で、かつていくら呼びかけてもだーれもミュージシャン仲間が来てくれなくてブンむくれてた小田さん、改心したのでしょうか。去年の番組では、さだまさしが小田和正のわがままぶりをさんざんからかってましたけれども。でも最近、「みんなに感謝」みたいな似合わない歌詞書いてるしなあ、なんて。
あんまり小田和正ネタをやってると、熱狂的なファンから激烈なお叱りが来そうなのでこの辺にしておきますが、要するに普段そう言うイメージじゃない人がちょっといいことすると、凄く得、と言うことであります。

その西の代表といえば、この人以外にいませんな。
その名はジャック・ニコルソン。
「カッコーの巣の上で」とか「シャイニング」とか「チャイナタウン」の頃は、普通にうまい俳優(なんだそれは)だったんですが、その後どんどんどんどん悪相になってくる。ほんっとにこの人、イヤなヤツなんだろうなって思わせるくらいにイヤな顔になってくる。
で、ついに掘り当てた金鉱が「愛と追憶の日々」。いい映画でしたね、これ。邦題はひどいけど、未見の方は是非。
ここで演じたのが、主人公の隣に住む、酒浸りで自堕落でスケベで傲慢な元宇宙飛行士。でも実はシャイでいいやつ。そんな極端で都合のいいキャラ、リアルに演じられるヤツがいるなら連れてきてみろ!って連れてきたのがニコルソンなんでしょうな。
当然のようにオスカーを手にしました。
この後もどんどんどんどん悪相になっていって「イーストウィックの魔女たち」では本当に悪魔になっちゃいましたが(違和感なかったなあ。あれに比べれば「エンゼル・ハート」のデニーロ悪魔なんて上品すぎですな)、再び「愛と追憶の日々」のジェームズ・L・ブルックスと組んだ「恋愛小説家」が大ヒット。
その後は、定年退職した親父の哀愁を描いた(って、ニコルソンが定年退職サラリーマン?まさか!)「アバウト・シュミット」、「恋愛適齢期」と立て続けに「やなヤツだけど実はいい人」を演じ続けてきました。
で、今回は「最高の人生の見つけ方」。
見てきました。

でも長くなったので続きます。



posted by 紅灯 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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