2008年03月17日

会費制じゃないパーティ

仕事関係でおつきあいのある、某美術団体のパーティに呼ばれて行ってきました。
人見知りする性格なので(うそだ!と思った方、本当です)、パーティの類は苦手ですが、仕事とあれば仕方ありません(などと言いつつ、本当は記念品として全員に配られる出席者のイニシャル入りの肥後象眼が欲しかったとは口が裂けても言えません)。
ただ、直前になってハタと気づきました。
手ぶらで行っていいんだろうか?
つまり、遊びが目的の気心の知れたパーティなんかは当然会費制です。
結婚パーティ、出版記念パーティなども会費制か、それに近い相場が大抵あります。
受賞パーティなんかも最近は会費制が多いです。

ですが、今回はパーティにお呼ばれする立場。その団体の会員でもありません。
もちろん招待状にも会費に類する言及は全くなし。
だからといって手ぶらで出かけて料理食べて記念品までもらって帰るということが許されるのか。
ということに数日前になって思い至ったわけです。
(なんか今までそうやってただ飯喰ったパーティがあった気がするなあ)などと思ったのですが、「それってちょっとまずいんじゃない」と連れ合いも言います。

だからといってパーティの主催者に電話して聞くわけにもいかないし(聞いたって「手ぶらで来い」って言うに決まってる)、他に誰が呼ばれてるのか知らないので、呼ばれてそうな人に聞くわけにもいかないし(「自分が呼ばれてない!」って知ると怒る人もいますからね)、困ってしまったわけです。
そこで連れ合いが気づきました。
「そうだ、Iさんに聞いてみよう!」
Iさんというのは、連れ合いが手伝っている飲み屋さんというかスナックというか小料理屋というか喫茶店というか、そういう店を経営している方です。店構えは新宿ゴールデン街を思い浮かべてもらえば八割方間違いありません。客層も文壇バーみたいなとこなので、よくパーティなどにも呼ばれています。

で、かくかくしかじかと尋ねてみると、いやあ、さすがは年の功、もとい大人でいらっしゃる。
すぐに答えが返ってきました。
正解は「とにかく一万円のし袋に包んで渡す」でありました。
この一万円という相場は昭和の昔から変わらないそうで、要は金額より、きりの良さなんでしょうな。
実際パーティに行ってみるとちゃんと受付にご祝儀を置くお盆もあったりして、ああよかった聞いておいてと胸をなで下ろしたのでありました。危なく大恥かいて帰る羽目になるところでした。

しかしこんなことって、ものの本とかにも載ってないような気がする。
いわゆるマナーとかとはすこし違う。
そんなに頻繁に役に立つことじゃないけど、知らないとちょっと困る。
正しいニッポンの大人の常識とでもいうんでしょうか。

うーん、まだまだだなあ。知らないことはたくさんある。
posted by 紅灯 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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