この手の本は大きな書店じゃないと置く場所ないですからね。値段も結構高めだし。
驚いたのは、amazonの「人権問題」カテゴリーで6位にランキングしたこと(2月6日19:00)。
「人権問題」本というカテがあるのも初めて知りましたが、1位の辛淑玉・野中広務さんをはじめ、塩見鮮一郎さんとか濃厚な方が沢山で恐れ多い。私の上は小林よしのりさんだし。
amazonではすでに2件の書評を頂いていて、その影響もあったのでしょう。ありがたいことです。
書評を頂いたお二人とも直接存じ上げないのですが、「浦辺登」さんという方はネット書評では知られた方だそうです。
「まだこの国のマスコミは骨の髄から腐ってはいないことを実感」という言葉を頂戴しました。「表には出てこないかもしれないが、いろいろと政治的にも圧力があったのではと思える」ともありまして、これについては、ハイ、ありました。とお答えしておきます(苦笑)。ちなみにこの方にはBK1にも書評を頂いているのですが、こちらはまた違う文章でありまして本当に頭が下がります。
もう一人の方には「過ちを素直に認め、現状を正しく認識することから問題の解決が始まるという教訓を忘れてはならない。それは官僚組織だけでなく、多くの民間企業にもあてはまる。そして中国やインドなど高度経済成長期を迎えている新興国の人たちにもこの本で書かれている内容が伝わってほしい」と書いて頂いて、まさに本を通して訴えたかったことの一つです。ありがとうございます。
また1月26日付の「熊本日日新聞」朝刊に2段の囲み記事で載りました。本と私の顔写真付き。リンク張りましたが会員登録制なので引用しておきます。
「NHK記者が「なぜ水俣病は解決できないのか」を出版
1991年のNHK入局以来、水俣病問題の取材を続ける東島大記者(43)=北九州放送局=が「なぜ水俣病は解決できないのか」=写真=を弦書房(福岡市)から出版した。題名の問いに対する関係者の答えが詰まっている。
水俣病の公式確認から50年を迎えた2006年、東島記者ら当時の熊本放送局のチームが制作し、50回にわたって放映したインタビュー番組「水俣病証言録」が土台。これに東島記者の追加取材分を補足、再構成した。
登場するのは被害者や支援者、研究者、原因企業チッソ関係者ら47人。水俣病問題にかかわる代表的存在の人たちばかりで東島記者は「詳しくない人が水俣病問題を知り、何が問題なのか理解してもらえる」と言う。巻末には1906年から09年9月までの主要な出来事を収録。単なる年表に終わらず、ボリュームのある解説が加えてあり、資料性も高い。販売価格は2205円。(石貫謹也)」
石貫さん、ありがとうございます。
それから、明日の長崎新聞の書評欄に紹介記事が載るそうです。長崎の方、ご覧下さいませ。
ラベル:水俣病
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