昔からのハイボール好きとしては大変喜ばしいこと何ですが、どうも変。
ハイボールブームはいいんだけど、この前焼肉屋さんにいって「ハイボールあります」の張り紙が。
「ほうほうこんなこところにもハイボールが」と頼んだら、これがこれが。
……これはレモンチューハイととこが違うんだね。
と言いたいとこなんだけど、一応ウイスキーっぽい香りもしないことはない(それがまたマイナスなんだけどさ)。
でもその分さらにレモン味を効かせてあって、酸っぱいことこの上なし。
これがハイボールだって思われたくないという反面、焼酎ブームも(一応)酎ハイブームで裾野を広げたしなあ…などと仕掛け人のサントリーを思いやるのでした。
で、そのレモンですよ。
基本的にはハイボールってレモンなくてもいいんですよ。本当においしければね。でもおいしいハイボールは最後にレモンを振る。
ここのとか、ここのとか、そらもう絶品であります。
でもね、それはウイスキーにソーダ放り込んでレモン搾ればいいってもんじゃないのでして、最初に「うわーレモンだ」なんてのはハイボールでも何でもないと。
じゃレモンはどうでもいいかというととんでもない。
本当にレモンてのはピンキリでして。
うちの近くのスーパーは南アフリカ産のレモンしか置いてなくて、ちゃんと「防かび剤使ってます」とか書いてるのはいいんだけど香りも何もない。
これがですね、長崎産でも香川産でもいいんだけど、ちょっと高いレモンを使ってごらんなさい。ほんの一滴ですーっと鼻に抜けるようないい香り。バーテンダーさんたちの技術はなくても、そこそこのハイボールは楽しめますよ。確かに高いけど、でもほんのちょっとですむからね。トータルではお得。ていうか、同じレモンとは思えないから。
このハイボールブーム、自宅で楽しむならレモンにちょっと気を配るだけで秋の夜長、ずいぶん変わりますよ。
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