フラメンコと文楽を融合させた「FLAMENCO曽根崎心中」のプロデュースを手がけている関係のプロモーションである。
フラメンコで曽根崎心中でいうと色物と思う方もいるかもしれないけれど、文化庁芸術祭優秀賞を受賞する一方、スペインでのフェスティバルでも評価され、もう8年も上演を重ねているのだ。
お仕事とはいえ、阿木さんのような素敵な方とご一緒するのはやはり楽しい。何者にも動じなさそうなおっとりとしたスローな話し方もご健在。私自身はフラメンコの知識はほとんど無いが、阿木さんとフラメンコの組み合わせと聞けば、これほどマッチするものもない気がする。
阿木さんの詞といえば「港のヨーコ…」や山口百恵の一連の作品がすぐ浮かぶ。最近リバイバルヒットの水谷豊「カリフォルニア・コレクション」も阿木さんの作品だ。
いつの間にか褒章までもらっちゃったけれど、相変わらず偉ぶらず人なつっこく、よく笑って座を和ませてくれる。
その阿木さんがふと、「持続し続けること、それが大切ですよね」と言った。
作詞に女優にエッセイに舞台のプロデュースにと、常に活動の幅を広げる阿木さんの信念が「持続」というのは、これはやはりすごい。
いろんなものに手を出しまくるのは簡単なんだけど、それを持続し続けるというのは、これはどうにも大変だから。
とにかく時間が無くなってきて、そのうち飽きも手伝って以前の活動に興味が薄くなってしまう。
そうなると中途半端になるのはもちろん、せっかく応援してくれたり協力してくれた人たちも裏切ることになってしまう。
レンジを広げながら、持続していく。
わかっているけどいちばん難しいんだよなあ。
ゼロからモノを作り続けている人の凄さ。刺激になりました。
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