いつもなら若干詳しくリポートを書くところ。ましてや6年ぶりの全国ツアーとくればなおのことなんですが、ライブの終盤、達カさんが「ツアーが終わる4月まで、ネットなどでのネタばらしは控えてください」という呼び掛けがあり、セットリスト含めてきょうの時点では書かないことにします。
ですが素晴らしいパフォーマンスであり、山下達郎はおそらく現在最高のポップミュージシャンであることをあらためて印象付けたことは間違いないライブでした。
とにかく鳥肌が立ちっぱなしの全体を貫くグルーブ感が素晴らしい。
今回のツアーからドラムが小笠原拓海に代わり、ファンの注目もそこに集まったと思うんだけれど、これが素晴らしい。まだ24歳。アラウンド50のメンバーの中ではやたら目立つけど(達カさん曰く「ウチの娘と同じ年」)、「これからの日本の音楽シーンを背負って立つ」という達カさんの紹介に嘘はない逸材。
達カさんのMCは、綾小路きみまろのマネまで飛び出すサービスぶりだったけど、硬派なスタイルは健在。
「RIDE ON TIME」から28年、「クリスマス・イブ」から25年が経ったことを紹介し、「もう懐メロだよね」と嘆いてみせる。
「こういう懐メロにすがってディナーショウでもやってれば楽だよね」。
ここで達カさん、猫背気味の背中をぐいと伸ばし、客席を見据えた。
「でもね、ロックンロールはパッションだ。パッションがあれば懐メロにはならないんだ」
「いつまで声が出るのか神のみぞ知るけれど、これからもロックンロールのパッションを持ち続ける」
思わず熱い拍手を送り続けてしまった。
山下達郎56歳。
僕はどこまでパッションを持ち続けていられるのだろう。
「懐メロ」な人生に用はない。
ラベル:山下達郎
私も夫と一緒に、2月1日にNHKホールまで行く予定です。
何か楽しいネタがあるようで、楽しみにしようと思います〜。新ドラマーさんのプレイも期待大ですね。
パッションいいですよねパッション!
私もずっと持ち続けていきたいです♪