2008年12月16日

冬の山歩きリターンズ

かずら細工の作家さんに付いて久しぶりに山に登った。
バッグなどに使うかずらは今が旬、というのはおかしいけれど、この寒い時期がいいらしい。つるに水をあげず成長が止まるので、堅く弾力のあるかずらが採れるそうだ。
ちなみにかずらの蔓というと木にぐるぐる巻き付いたのを想像するけれど、あれは癖が付いて使い物にならないとのこと。地面を這っている真っ直ぐなものがいいというんだけど、この季節、落ち葉の下になっていてまったく分からない。でも作家さんは次々に見付ける。すごい。

それにしても久しぶりの山はいい。この季節の山はよく晴れた日でも空気がひんやりしていて森の匂いがすうっと身体に入ってくる。
でも気をつけないとすぐに日が暮れる。
冬だから日が落ちるのが早いのは当たり前だけれど、山はもっと早い。驚くくらいに早い。
昔、四国の山に仕事で登っていたら、頂上付近でもう日が傾いている。山の中で日が落ちたらお仕舞いだ。動くことができなくなる。山をよく歩く人には当然のことだけど、普段町で暮らしていると夜がこわくなくなる。日が暮れたって何とかなるさと思っている。それが油断だ。山の中で日が暮れると絶望的に暗くなる。
日が暮れた瞬間、あんまり暗いのでびっくりする。で、すぐに恐怖が襲ってくる。生身の人間が森の中に一人きりでいる不安。小さい頃、真っ暗な階段の前で足がすくんだ時のような暗闇の怖ろしさ。
一度そんな経験をしたので(遭難はしなかったけどね)、そのときも慌てて駆けるように山を降りた。

今回はもちろんそんなことはなく、のんびりした昼閧フ山歩きだったけれど、少々険しい崖を降りているとそんなことを思い出した。
最近デスクワークが増えて身体が不満を漏らしているみたいだ。
「ちょっと危なくてもいいからさ、昔みたいに山に登ったり崖を降りたりしようよ」って。



posted by 紅灯 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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