2008年11月07日

手帳の手ざわり

きのうサントリーの広報の人と飲む機会があり、いろいろ楽しい話を聞いたんですが、そのうちになにやら紙袋を取り出した。
「紅灯さん、いい手帳、買ったんですよ」
言いながら2冊の手帳をカウンターに並べる。
内ポケットにすんなり入りそうないいサイズ。それぞれベージュとモスグリーンの上品な色。
「触ってみて」と促されるままに取り上げてみると、指先に少しばかり引っかかりながらもすらりと滑る気持ちいい感触が残る。思わず「あ、これ」と声が出る。
「でしょ、でしょう」と嬉しそうなサントリーのAさん。
「麻張りなんですよ、これ。今時なかなかないですよ」
うーむ、うらやましい。というか欲しい。だけど東京ならまあこんなのも手にはいるよな、と思いかけて「うん?」と気づく。今日買ってきたということは──。
「そうですよ紅灯さん、並木坂にある老舗の文具店で売ってるんですよ」
並木坂の文具店。創業明治39年、近藤文具店といえば、私の仕事場のすぐ近所ではないか。
「えー、こんなの売ってるの?」
どっちが地元かわかりゃしない。
訊くと、出張に来るたびまとめ買いしていくという。一冊600円。安い。
さっそくきょう私も買いに行きました。地元としては悔しいけど、欲しいんだもん。
明治からそのままのような(わけはない、と思うが)店内は、今時の文具店とは全く違う。和紙の便せん各種が平台で陳列してあったりする。ざっと見渡しても見つからないので、店の方に訊くと「ああ、麻のね。これです」。レジ横にありました。やっぱり人気商品なのかな。
Aさんがきのう2冊買っていったので、のこり3冊くらいしかなかったんですが、「最近値上げしたんだけどね、こっちのは前の値段で売ってたやつだから前の値段でいいよ」と550円で売ってくれました。Aさんごめん。
それにしても、今時自前で手帳を作っている「町の文房具店」って、どれくらいに減ってしまったんだろう。



posted by 紅灯 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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