2008年10月19日

風の日には歌を聴け

最近、ELLEGARDENのベスト盤をしつこく聞いている。
ベスト盤と言っても、休止宣言以降にリリースされた事実上の「総決算」アルバムなわけだが、それにしてももう新曲が聴けそうにないのが残念だ。
最近これほどクールで骨太でカッコよくで思いっきりロックなバンドはなかったと思う。ロックってのは技術ではないという使い古された言葉がぴったりくるバンドだったなあ。
もちろん決して技術が低い訳じゃなくむしろ相当に高度だけれど、今時信じられないくらいシンプルで音に飾り気がない。
ゴテゴテにデコレートされたJ-popやらJ-rockやらがひしめく中で、ELLEGARDENの疾走感は尋常じゃなかった。

このベスト盤は未収録曲などは入っていなくて買わなきゃ買わないで全く何の問題もないのだが(このすっきりとした商売気のなさ、割り切りの良さもELLEGARDENらしい)、彼らのより抜きの曲をまとめてこういう形で聞くとたまらないね。全力疾走でフルマラソンを駆け抜けるって感じ。
ほぼ制作順・発表順に収録されているので成長の軌跡もよくわかる。しかし初期の頃からその疾走感はほぼ完成されていたようだ。

この夏、彼らの休止宣言を伝える記事には「メンバーの間にモチベーションの差が生じた」とあったけれど、おそらく真実なんだと思う。あの疾走感、あのグルーブ感はひたすら「ロックが好き」というモチベーションからでしか生まれてこないだろうし、それが失われてしまえばもう飛ぶことはできないだろう。
風の日が来るのを静かに待ちたい。


雨の日には濡れて 晴れた日には乾いて
寒い日には震えてるのは当たり前だろ
次の日には忘れて 風の日には飛ぼうとしてみる
そんなもんさ
         ──ELLEGARDEN「風の日」


ラベル:ELLEGARDEN
posted by 紅灯 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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